2024年9月27日
朝の情報番組でも多く取り上げられており、TVでご覧になった方も多いと思います。
ブルーラジカルP−01とは重度歯周病をターゲットとした非外科的治療法として世界で初めて実用化され、重度歯周病に対する効果を国が認証している唯一の歯周病治療機器です。
過酸化水素とレーザー照射によるラジカル殺菌と超音波振動で歯周病菌を99.99%殺菌できる治療機器で、治験を行い、人体にも安全な治療であることを実証しています。
先日福岡にてセミナーを受講し、発注を行なってきました。
鹿児島では第一号の導入となります。
当院では従来より歯周病専門医として、自信をもって歯周治療をご提供しています。
歯周病の主な原因は歯周病菌ですが、歯周病治療においては歯周病菌を減らすために必須のプラークコントロールに加えて、歯周ポケット内の細菌を減らすためのスケーリング・ルートプレーニングが必要です。また進行した歯周病においては歯周外科治療でさらに深い部分のお掃除をしたり、失われた骨を再生させる「再生療法」などを行います。
今回導入を決めた1番の理由は、バイオフィルム内の殺菌が可能であるという点です。歯周病菌はバイオフィルムという塊として生息しますが、お薬やうがい薬などはバイオフィルム内には浸透しないため、バイオフィルム内の殺菌は困難でした。
これまでも歯周ポケット内のお掃除や歯周外科治療でバイオフィルムごと除去できているのですが、さらにラジカル殺菌超音波振動でより確実に歯周病菌にアプローチできることで、さらなる治療の効果を期待しています。
誤解のないようにお伝えしたいのは、この機器を使用するだけで、「重度歯周病が治る!」ということではありません。この機器の治験においても、しっかりとしたプラークコントロールができることが条件でしたので、「何もせずただこの機器を使用するだけで、残せない歯が蘇る」といったものではないようです。
近年歯周病は細菌の影響だけでなくライフスタイルや全身疾患、その他噛み合わせなど、様々なリスク因子によって生じることがわかっています。
どんなに優れた機器でも、「誰が当てても歯周病が治る」ものではなく、しっかりと診査・診断を行い、患者さんの症状に合わせた治療プランを立案し、確実な治療を行えることが大切だと思います。
ブルーラジカルP-01に関して、今後HPでも詳しくご説明させていただきます!
より確実で効果の高い、かつ簡単に行える治療のオプションとしてご提供できるよう準備を整えていきますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。